スタイリストBlog

おかげ様でCool beansでは、オーダーシャツの受注も順調に増えております。

この秋冬は、イタリアの老舗CANCLINIのコットンネル生地を8色展開致します。

弊社の、Harris Tweedのジャケットと合わせて、暖かみのある大人のカジュアルシャツをお楽しみ下さい。

 

  CANCLINI ネルシャツ。



 

 

  Harris Tweed ジャケット。



 

 

 

 

 

 

ライトグレーに、ブルーの太めのウインドペンのウール生地で、スリーピーススーツを作りました。ジャケットとして、替えベストとして、替えパンツとして、それぞれ色々なコーディネートが、楽しめそうです。




ジャケットの内側は、アンコン仕様(裏地、芯地、肩パットを省いたもの)になっていて、特徴としては、柔かいシルエットでカジュアルな着こなし、軽くて動きやすく感じられます。





脇のポケットは、ナナメのクモフタを中釦で止めていて、背中にはループ、左右脇には尾錠を飾りとして付けています。かなり遊びの効いた、カジュアルジャケットになります。

ゴールデンウイークも過ぎ、いよいよ来月よりCool Bizの企業様も多いことでしょう。Cool Bizになると、ジャケットを脱いでネクタイをはずせばOKと思われてる方が多いと思います。ですが、ジャケットとネクタイが無くなると、すぐに目に付くのがワイシャツ・ベルト・スラックスです。(靴は、いつでもチェックして下さい。)その前に、一度御自身の物をご確認下さい。チェックしていただきたいの、次のところです。ワイシャツは、襟やカフスの擦り切れ、シミや全体的な黄ばみシワ、後はタブタブだったりパツパツだったりのサイズです。(ネック廻りは、実寸よりプラス2.0~3.0Cm。裄丈は、実寸か、長めがお好みであれば、アジャスター釦が付いていて、プラス4.0Cm位まで。胸廻りは、実寸よりプラス10.0~16.0Cm位、お腹廻りは、実寸よりプラス7.0~16.0Cm。が、標準です)弊社では、お客様のご要望により調節致します。ベルトは、皮の劣化が進んでいないか、バックルや色柄や太さがマッチしているか、短過ぎたり長過ぎたりしていないかです。現在弊社では、ベルトのお取り扱いはございません。スラックスは、ウェストサイズが大き過ぎないか(今まではベルトで締めていてもジャケットで隠れていましたが…)、センターに折り目が付いているか(折り目の消えにくい白セット加工もお請けしています)、テカリやシワやシミなど汚れがないか、後は全体的なサイズが合っているかです。
Cool Bizになると「清潔でスッキリと涼し気に」、周りに見られる事を心掛けて頂ければと思います。

まだまだ着れるスーツの股の部分が、擦れて薄くなってしまったり、破けてしまったりでお困りの方は、諦めずにお直しをして復活させましょう。
太腿が太い人、タイトなパンツを無理に履いてる人などは要注意なので、普段着替える時に気を付けてチェックしましょう。手遅れになる前に、早期の発見で早めのお手入れが大切です。
お直しの方法は、至ってシンブルです。当て布をして、ミシンで叩くだけです。
大きさや箇所にはよりますが、「えっ？こんなに綺麗になるの」とご利用頂いたお客様には好評です。

実際に直した箇所を見ると、ミシン目が荒々しく見えて心配になりますが、履いている状態ではわかりません。(お尻の上の方まで広がっているとわかってしまう事もありますが)
お悩みの方は、是非一度ご相談下さい。

昨年11月にお願いしてた私の着用コートがやっと仕上がってまいりました。
今シーズンは、綿100%のチェスターハーフコートを作ってみました。

先シーズンはハリスツイード(ブルーの格子)で作り、その前はカシミア(キャメルの無地)で作りました。

素材によって生地の収縮率が違いますので、今回の綿の場合は少しゆとりを多めに….いえ、痩せる予定が入っていますので、少しでも細く見えるようにタイト目に攻めて見ました